2006.12.08 Friday
女優その1

(古都ひかる)
女は可愛らしく従順であらねばならない、と男性主義者は言うだろう。一方では勝気で生意気な女に憧れる若い男もいる。だが、職場やゼミなどで出くわす生意気な女は大抵可愛くない。
そういう連中に責められ、陰口を言われ、男性を否定され、自分をみじめされ、女に失望し、男は男性主義に逃げる。
古都ひかるは勝気で生意気で可愛いAV女優だ。コチラの痛いとこつかれても何だかそれが心地よくなれる。大抵の女優は自分でキャラを作り上げるか、なんの個性も示さず、ただのセックスマシーンとして撮影を行う。それはそれで楽しみがないわけではないが、キャバクラで何の興味もわかない相手のキャバ嬢の趣味の話などに大きくうなずいている時のような哀しさがあることは否定できない。
古都は素の生意気さを隠さない。そこが最近の女優では珍しい個性となっている。ここで、その瞬間を待ちわびていたかのように、男性主義的価値観が逆転する。今度は男が従順になる番となる。ある種の失望を経てこそ、救いが訪れるということが言えるのかもしれない。




